ディストピアの日々

ディストピアと化した日本列島での地獄の日々の記録

戦後の日本人を呪縛し続ける「ジョン・フォスター・ダレスの呪縛」 その9

 前の記事の続きです。

 

 

Gemini様への質問

過去に「自主外交」を訴えた番組が、どのように圧力を受けたり中止されたりしたのか?

 

回答

『日本のテレビメディア、特にNHKにおいて「自主外交」や「戦後日米関係のタブー(日米合同委員会や密約など)」を深く掘り下げようとした試みは、しばしば政権や組織上層部からの介入を招き、番組の改変や担当者の更迭という形で「封印」されてきた歴史があります。

 これらは単なる噂ではなく、後に内部告発や裁判、調査によって明らかになったケースが複数存在します。


1. NHK ETV特集「問われる戦後責任」改変事件(2001年)

 これは「自主外交」そのものがテーマではありませんが、日本の戦後処理とアジア諸国との関係を問い直そうとした番組が、政治圧力で骨抜きにされた象徴的な事件です。

  • 内容:女性国際戦犯法廷」をテーマに、日本の戦争責任とアジアへの補償を扱う予定でした。

  • 介入: 放送直前、当時の官房副長官だった安倍晋三中川昭一氏らがNHK幹部と接触。その結果、番組は大幅にカットされ、加害責任を問う重要なシーンが削除されました。

  • 呪縛との関連: 日本が独自にアジアとの過去を清算し、新たな関係を築こうとする動き(歴史認識の再定義)に対し、政治が「アメリカが規定した戦後秩序(東京裁判の枠組み)」を崩しかねない過激な議論を封じ込めた例と見なされています。

2. 「ETV特集」戦後史証言プロジェクトの縮小

 2010年代に入り、NHKでは「戦後史証言プロジェクト」として、日米安保や対米交渉の舞台裏を検証する優れたドキュメンタリーがいくつか制作されました。

  • 実態: しかし、これらの番組が「日米合同委員会」の闇や「日米地位協定」の不平等性に深く切り込み始めると、シリーズの継続が困難になったり、再放送が極端に制限されたりする現象が起きました。

  • 手法: 直接的な放送中止ではなく、**「予算がつかない」「制作チームの解散」「担当プロデューサーの地方転勤」**といった形で行われる「ソフトな排除」が一般的です。これにより、現場には「このテーマは危ない(アンタッチャブルだ)」という自主規制の空気が醸成されます。

3. 民放における「自主外交派」キャスターの降板劇

 2016年前後、日本の報道番組において、権力に対して批判的、あるいは対米追従路線に疑問を呈していた大物キャスターたちが相次いで番組を降板しました。

4. 報道されない「日米地位協定」の深層

 沖縄の基地問題において、メディアは「反対運動」は報じますが、その根源にある「なぜ日本政府は米軍に何も言えないのか」という日米合同委員会の議事録や合意文書の内容を詳細に分析する特集を組むことは、地上波ではほぼ皆無です。

  • タブーの構造: これを報じることは、日本の司法・行政がアメリカの下位組織として動いている事実を露呈させることになります。それは「日本は独立国家である」という国民向けの建前(物語)を破壊してしまうため、メディアは無意識に(あるいは意図的に)その核心を避けます。


結論:メディアによる「呪縛」の守護

 メディアが「自主外交」を訴える声を封じるのは、それが**「戦後日本の正統性」そのものを揺るがすから**です。

 ダレスが敷いたレールを守ることが、放送局の免許(電波利権)を守り、政権との良好な関係を維持する唯一の道となっている構造があります。その結果、私たちは「アメリカなしでは生きていけない日本」という物語を、毎日ニュースを通じて無償で供給され続けているのです。

 

さらにこの問題を具体的に知るために、以下のいずれかに興味はありますか?

  • 「日米合同委員会」の存在を具体的に世に知らしめたジャーナリストたちの戦いについて

  • なぜ日本の政治家は「電波停止」発言などでメディアをこれほど容易にコントロールできるのか?

  • SNSやネットメディアが、このメディアの「呪縛」を壊し始めている現状について

 

 

 

 朝鮮戦争以後の「戦後レジーム」は、ダレス兄弟による「ダレスレジーム」と言ってもいいくらいで、ダレス兄弟の後継者たちによりその影響は現在も続いているということですが、日本のマスメディアはその「ダレスレジーム」を再生産する役割を負っているようです。

 

 

 

 日本人の7割くらいはマスメディアを信用しているようですから「ジョン・フォスター・ダレスの呪縛」はなかなか解かれないでしょう。

欧米では5割はマスメディアを信用しないらしいですが、日本では7割が信用しているらしいです | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記