イスラエル・アメリカのイラン攻撃に伴うホルムズ海峡封鎖の影響によるナフサ不足の真相を解説した動画が『政経プラットフォーム』というYoutubeチャンネルにアップされているのでご紹介します。
〇末端の中小企業の現状の記事
Youtubeチャンネル『社畜ジャパン』によると、末端の中小企業は大変な状況らしい | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記
上掲の動画では、備蓄原油がかなりあるのになぜナフサ不足になるのかのメカニズムがわかりにくいのでGeminiに質問してみました。
質問「現在、塗装業や建築業や自動車整備業など末端の現場では塗料・シンナー不足になっているようですが、その原因は? 」
回答『2026年4月現在、塗装現場や整備工場で「材料が手に入らない」という悲鳴が上がっているのは、単なる物価高ではなく、**エネルギーの供給源が物理的に絞られたことによる「ナフサ・ショック」**が直撃しているためです。
結論から言えば、原因は以下の4つの連鎖に集約されます。
1. ホルムズ海峡封鎖による「原料ナフサ」の途絶
塗料やシンナーは、いわば**「液体の石油」**です。主原料となる「ナフサ」の多くを中東からの輸入に頼っていますが、3月からの海峡封鎖により、日本の原油・ナフサ輸入の約9割を占めるルートが麻痺しました。
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シンナーの正体: シンナー(溶剤)の主成分であるトルエンやキシレンは、ナフサを精製して作られます。原料が入ってこないため、国内の化学プラントでの生産が激減しています。
2. 国内製油所での「ガソリン優先」政策
限られた原油をどう使うかという判断において、現在は社会インフラを維持するための「燃料(ガソリン・軽油)」の生産が最優先されています。
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以前お伝えした通り、製油所全体の稼働率は85%前後を維持していますが、化学製品の原料となるナフサの生産比率(収率)は意図的に下げられています。その結果、燃料は何とか回っても、塗料業界に回る「石化原料」が極端に不足する事態となっています。
3. 大手メーカーによる「出荷制限」と「異次元の値上げ」
供給が追いつかなくなったことで、日本ペイントやエスケー化研などの大手メーカーは、3月下旬からシンナー類を75%〜80%という驚愕の幅で値上げし、同時に出荷制限(割り当て制)を開始しました。
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末端へのしわ寄せ: 在庫はまず大規模な国家プロジェクトや大手ゼネコンへ優先的に振り分けられるため、地域の塗装店や自動車整備工場などの「末端の現場」にはモノが届かない、あるいは届いても以前の3〜4倍の価格(1缶4,000円が15,000円超など)を提示されるという状況が起きています。
4. 物流と在庫の目詰まり
海路の変更(喜望峰回り)により、海外からの代替輸入にも数週間の遅れが出ています。さらに、「今のうちに確保しておこう」という仮需(買いだめ)が発生し、流通経路でさらに在庫が枯渇する悪循環に陥っています。
現場への具体的な影響と今後の見通し
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工期の遅延: 塗料がなければ外壁塗装も車の修理も完了できないため、多くの現場で「工事ストップ」が発生しています。
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水性塗料へのシフト: 首都高速道路のように、以前からシンナーを使わない「水性塗料」に切り替えていた現場は影響が軽微ですが、溶剤系(シンナー系)が主流の自動車整備や古い建築現場では代替手段が限られています。
業界内では**「ゴールデンウィーク明けには既存の在庫が完全に底を突く」**という厳しい見方が支配的です。政府(高市政権)によるナフサの優先供給措置や、備蓄の追加放出が行われるかが今後の焦点となります。』
質問「国産ナフサの割合は平常時で4割くらいで残り6割は輸入であり、全体の4割が中東からの輸入だったそうですが、現状で国産ナフサが平常時の何%で、輸入分が平常時の何%なのか解説してください 」
回答『ホルムズ海峡封鎖という極限状態において、現在のナフサ供給網は「平常時の半分以下」という極めて深刻な数字になっています。
ご提示いただいた「国内生産4割・輸入6割(うち中東4割)」という比率をベースに、2026年4月現在の実質的な供給量を試算・解説します。
ナフサ供給状況の比較(平常時 vs 2026年4月)
結論から申し上げますと、トータルの供給量は平常時の**約48%**まで落ち込んでいます。
1. 国産ナフサ:平常時の「約80%」
製油所の稼働率自体は85%前後を維持していますが、ナフサの生産量はそれ以上に落ち込んでいます。
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ガソリン優先策の影響: 社会インフラ維持のため、限られた原油から「ガソリン・軽油」を絞り出す「ガソリンシフト(収率調整)」が行われています。
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生産のトレードオフ: ナフサは精製過程でガソリンと一部競合するため、化学原料としてのナフサ生産は後回しにされており、実質的な供給は平常時の8割程度にとどまっています。
2. 輸入(中東分):平常時の「約10%」
ここが最大の「供給の崖」です。
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事実上の遮断: 日本のナフサ輸入の約3分の2を占める中東勢(サウジアラビア、UAE、クウェート等)からの船が届いていません。
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わずかな流入: 封鎖前に海峡を抜けていた分や、一部の備蓄分が細々と回っているだけで、新規の供給は**ほぼ壊滅的(1割以下)**な状況です。
3. 輸入(中東以外):平常時の「約60%」
アメリカ、韓国、インド、東南アジアなどからの代替調達を急いでいますが、壁にぶつかっています。
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物流コストと時間の壁: 中東以外からの調達も、これまではホルムズ海峡を経由する中東船との共同配船や中継拠点を利用していました。ルート変更(喜望峰回り等)により輸送日数が激増し、回転率が低下しています。
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世界的な争奪戦: 欧州やアジア諸国も中東以外のナフサを求めて買いに走っているため、契約分ですら6割程度しか確保できていないのが現状です。
なぜ末端で「シンナー不足」が起きるのか
全体の供給が**48%(約半分)**まで減ると、以下のような「優先順位の選別」が起こります。
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最優先: 医療用プラスチック原料、食品パッケージ、電子部品用化学品。
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次点: 公共インフラ用の大規模塗装。
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後回し: 一般建築用塗料、自動車補修用シンナー、DIY向け製品。
現在、塗装や整備の現場にモノが届かないのは、この**「半分しかないパイ」の中から、末端の現場が優先順位の最下位に置かれてしまっていること**が最大の物理的要因です。
この「48%」という数字は、単なる不足ではなく、日本の化学産業における**「兵糧攻め」**に近い状態と言えます。』
とにかく早く戦争を終結してホルムズ海峡通過することに保険会社が保障することを再開するまでこの状況が続くわけですから、この戦争で困っているアジアの諸国は調停を買って出ているパキスタンに積極的に協力するべきだと思います。
とにかく、イランがイスラエル・アメリカから攻撃された場合はホルムズ海峡を封鎖するということはイラン政府は以前から言ってましたし、それにもかかわらず協議中に先制攻撃をしたのがそもそもの原因なのに、イスラエル・アメリカが悪いということはマスメディアに出てくる「知識人」は全く言いません。