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それに関連してChatGPTに質問しました。
質問「日本はナフサ由来の石油化学製品のいわゆる川中製品・川下製品も中国や東南アジアから大量に輸入していたらしいですが、それはホルムズ海峡封鎖以前の量が輸入されているのでしょうか?」
回答『現時点では、「ホルムズ海峡封鎖以前と同じ量を、中国・東南アジアからの川中・川下製品輸入で完全に穴埋めできている」という状況ではない、という見方が強いです。
むしろ足元では、
- 日本国内のエチレン設備稼働率が大きく低下
- ナフサ由来製品の供給制限・減産
- 中国・東南アジアからの代替輸入増加
- それでも一部製品は不足気味
という「部分代替は進んでいるが、元の供給量までは戻っていない」状態に近いです。
特に重要なのは、日本の石化産業がかなり「ナフサ直結型」だったことです。
- エチレン
- プロピレン
- BTX(ベンゼン・トルエン・キシレン)
などの基礎化学品を国内コンビナートで作り、それを国内で川中・川下へ回す構造でした。
ところがホルムズ問題で、
原料ナフサそのものが細ったため、
- 国内基礎化学品が減産
- 中間材(樹脂・フィルム・添加剤など)も不足
- 中国・ASEANから輸入を増やす
という流れになっています。
ただ、ここでボトルネックが複数あります。
1. 中国・東南アジア側も「完全余剰」ではない
中国は巨大な石化能力を持っていますが、実は中国自身も中東原油・ナフサ依存が大きいです。特に中国沿海部の大型石化コンビナートは、中東原油→ナフサクラッカー系がかなり多い。
なのでホルムズ封鎖が長引くと、中国側も原料制約を受けます。
東南アジアも、
- シンガポール
- タイ
- マレーシア
などは中東原料への依存が大きいので、「日本向け輸出を無限に増やせる」わけではありません。
2. 川下品は代替できても、川中品は意外と難しい
例えば、
- 汎用フィルム
- 安価な樹脂成形品
- 雑貨
みたいな川下品は、中国輸入で代替しやすい。
一方、
- 高純度化学品
- 半導体材料
- 自動車グレード樹脂
- 高機能フィルム
- 特殊添加剤
などは、日本企業が国内コンビナートと密接連携して作っていたため、急な海外代替が難しいです。
このため「数量ベースでは輸入増」でも、「必要な品質・規格の供給量」は戻っていないケースがあるとみられています。
3. 物流能力そのものも制約
最近の報道では、
- 中東外からのナフサ輸入は倍増〜3倍へ拡大
- 米国・南米・北アフリカからも調達
が進んでいます。
ただし、
- 船腹
- タンク
- 港湾荷役
- 石化設備の原料切替
には限界があり、短期間では元のフローを完全再現できません。
なので結論をかなり端的に言うと、
中国・東南アジアからの川中・川下輸入はかなり増えているが、「ホルムズ封鎖前と同じ量・同じ品質・同じ安定性」まではまだ戻っていない
という理解が近いと思います。
特に「量そのもの」よりも、
- 高機能材
- 特殊樹脂
- 精密化学品
- 即納性
の部分で不足感が残っている、というのが実態に近そうです。』
質問「政府の発表ではシンナーは前年比で100%以上供給されているはずなのですが、なぜホームセンターなどの末端では不足しているのでしょうか?」
回答『これは典型的な「統計上は足りているのに、末端では足りない」サプライチェーン障害ですね。
政府が言っている「前年比100%以上供給」というのは、かなり大雑把に言うと、
- 国内総供給量
- メーカー出荷量
- 一部代替輸入を含めた数量
を合算した“マクロ数字”なんです。
一方で、ホームセンターや塗装店で起きているのは、
- 地域偏在
- 用途偏在
- 規格偏在
- 流通優先順位
- 買い占め
による「局所的欠品」です。
特にシンナーは、単純な「液体1種類」ではないのが重要です。
例えば現場では、
- ラッカーシンナー
- ウレタンシンナー
- エポキシ用
- 洗浄用
- 工業用高純度
- DIY向け小缶
などが全部別系統です。
政府統計では「シンナー総量」が増えていても、
DIY向け小缶が無い
特定メーカー規格が無い
建築現場向け18L缶が足りない
みたいなことが普通に起きます。
さらに大きいのが、「優先配分」です。
今はメーカー側がかなり露骨に、
- インフラ
- 自動車
- 半導体
- 建設大手
- 大口塗装業者
を優先しています。
その結果、
- ホームセンター
- 地方金物店
- DIY向け流通
は後回しになりやすい。
つまり、
“国全体としては供給している”
= “一般消費者が普通に買える”
ではないんです。
あとかなり大きいのが、「缶・容器・物流」の問題です。
シンナーは危険物なので、
- 専用缶
- 専用倉庫
- 危険物輸送
- 危険物ドライバー
が必要です。
今はここも詰まっています。
なのでメーカー倉庫にはあっても、
小売店まで運べない
小分けできない
地方配送が間に合わない
という現象が起きています。
さらに、買い占め・転売も供給を歪めています。
実際、
- 「1人1缶」
- 「入荷未定」
- フリマ高額転売
が各地で報告されています。
こうなると、実需以上に「とりあえず確保」が起きるので、棚が一瞬で空になる。
これは2020年のマスク不足にかなり近い構造です。
なので整理すると、
政府:
「総供給量は前年比100%以上」
現場:
「欲しい種類が、欲しい場所に、欲しいタイミングで来ない」
このギャップが、いまのシンナー不足の正体にかなり近いです。
特に今は、
- “量不足”だけでなく
- “配分の最適化”
- “危険物物流”
- “優先順位付け”
の問題が大きいですね。』
質問「シンナーは危険物で消防法の規制があるので大量の買い占めは不可能なのでは?」
回答『その通りです。
ガソリンほどではないにせよ、シンナーは消防法上の危険物なので、「一般人が無制限に大量備蓄」はかなりやりにくいです。
なので、最近の不足を「転売ヤーの買い占めが主因」と説明するのは、実は少し雑です。
シンナー類(多くは第4類危険物・引火性液体)は、
- 店舗側の保管量
- 倉庫保管
- 運搬
- 個人保管
にかなり制限があります。
例えばラッカーシンナー等は指定数量が小さいため、一定量を超えると、
- 危険物倉庫
- 届出
- 防火設備
が必要になります。 (総務省消防庁)
つまり、マスクや米みたいに、
倉庫に山積みして投機
がやりにくい。
ではなぜ棚が空になるのかというと、実際には「買い占め」より、
小売在庫そのものが非常に薄い
のが大きいです。
ホームセンターは危険物在庫を大量に持ちにくいので、
- 平時から在庫回転を絞る
- バックヤードを小さくする
- 少量頻回配送
で回しています。
そこへ供給が2〜3割落ちるだけでも、一気に棚が空になる。
危険物は「安全上の理由でバッファ在庫を積みにくい」ので、普通の商品より欠品が見えやすいんです。
さらに重要なのが、
法人優先配分
です。
メーカーは限られた原料をまず、
- 自動車補修
- 建設
- インフラ
- 工場洗浄
- 半導体関連
へ回します。
すると最後尾になりやすいのが、
- DIY小売
- 地方ホームセンター
- 一般消費者向け小缶
です。
なので統計では供給量が維持されていても、
業務用18L缶は流れている
でもDIY用400mL缶は棚に無い
みたいな現象が起きる。
あと、危険物特有の「物流硬直性」もかなり大きいです。
シンナーは、
- 混載制限
- 専用車両
- 危険物資格者
- 積載量制限
があるため、一般雑貨みたいに柔軟配送できません。
だから局所的欠品が起きると、復旧に時間がかかる。
つまり現実には、
「大量投機で消えた」
というより、
「もともと薄い危険物在庫システムが、供給減と優先配分で崩れた」
の方が実態に近いと思います。』
質問「ヤフオクやメルカリで高値で販売しているのはたまたま備蓄していたものが高値になっているので出しているものが大部分なのでは?あるいは廃業した工務店や一人親方などが生活費をねん出するために売り出している程度なのでは?」
回答『かなりその可能性は高いと思います。
シンナー類は消防法・保管規制の関係で、一般消費財みたいな「巨大転売ビジネス」に向きません。
なので実態としては、
- 以前から在庫していた職人
- 工務店
- 板金塗装業者
- 一人親方
- 廃業・縮小業者
- 倉庫整理
などから市場に出ている比率がかなり大きいと考える方が自然です。
特に塗装・内装・自動車補修系では、平時から、
- 16L缶
- 18L缶
- ドラム
- 各種専用シンナー
を一定量抱えている業者は普通にいます。
供給不安が出ると、
「今使わない在庫なら売った方が得」
となりやすい。
しかも今は、
- 建築着工減
- 中小工務店の資金繰り悪化
- DIY需要減退
- 自動車補修減速
- 高金利・景気悪化
などで、資材在庫を現金化したい業者も増えやすい局面です。
だから、
“投機目的で買い占めた”
というより、
“もともと現場に存在していた業務在庫が、高値を見て市場へ流れている”
という理解の方が現実には近いと思います。
さらに、シンナー転売は意外と難しいんです。
危険物なので、
- 配送制限
- 漏洩リスク
- 匂い
- 航空輸送不可
- 保管責任
- アカウント停止リスク
がある。
利益率の割に面倒が多いので、純粋転売ヤーにはあまり効率が良くない。
実際、メルカリ等を見ると、
- 古い缶
- 半端在庫
- 現場余り
- 廃番品
- ラベル汚れ
がかなり多いですよね。
あれは新品転売というより、
「業務在庫の放出」の雰囲気が強いです。
あと、現場では昔から、
- 「余った材料は売る」
- 「廃業時に在庫処分」
- 「職人ネットワークで流す」
文化がかなりあります。
塗料・溶剤・工具は特にそうです。
なので現在の二次市場価格上昇も、
需給逼迫で“眠っていた在庫”が顕在化した
という側面が大きいと思われます。
もちろん一部には短期転売狙いもあるでしょうが、危険物という性質上、主役になりにくいのは確かです。』
ということのようです。